2010.07.18
経営者の辛さ

夢や感謝や感動「だけ」では生きていけない。

 

強くなければ生きていけない。

 

優しくなければ生きていく資格はない。

 

しかし、どっちが大事かというと前者でしょう。

 

 

最近、経営相談を受けながら、特に感じるのは、

 

経営者の悩みの根本。

 

経営の悩みは、組織と集客に集約されます。

 

 

しかしながら

経営者自身の悩みの根本は、何に集約されるのでしょうか?

 

 

自分自身も経営者として、辛酸舐めまくり

色んな経験をすることができました。

 

 

以前は、ずっと経営者の悩みの中心は

やはりお金だと考えていました。

 

 

しかしながら

実際に経営者として感じたことはお金ではなく

悩みの根本は

 

「情としがらみである」と。

 

「何言ってやがんだ!」という反論あると思いますが

しかしながら、これは真実。

 

 

家族や、友人、知人はもちろん

従業員や顧客、取引先、様々な人間関係の上に成り立って

我々は経営をさせてもらっています。

 

 

 

しかしながら、時に、人を裏切ってでも

経営を存続しないといけない責任を、経営者は負っています。

 

従業員を解雇しなければいけない。

取引先を変えなければいけない。

家族・友人・知人から借りた資金を、待ってもらわないといけない。

 

 

 

お金では無いと考えたのは

様々な経営者の経験に触れたのがきっかけです。

 

例えば、

 

お金を借りた相手。

 

資金繰り事態がしんどいのではなく、

自分以外の他人を巻き込んでしまっていることが辛い。

 

今、残金をすべて返済できたとしても何も残らない。

 

 

再起することができない。

 

 

何がなんでも経営を続行して、

大事な人を裏切ってでも、成功する必要がある。

 

いつか、恩を100万倍返しできるように。

 

 

誰にも言う事ができない苦悩を、経営者は抱えています。

 

 

 

このスタッフを解雇しなければ

お店の経営が、成り立たなくなってしまう。

 

 

組織もガタガタ・・・

 

でも、今まで、一緒に頑張ってきたくれた仲間。

 

 

悪いところもあるけれど、いいところも一杯ある。

 

でも、いま彼を再教育する資金と時間が無い。

 

お店に関わった全ての人の為に

死ぬ気で資金を用意しないといけない。

 

助けたいけど助ける事ができない。

 

 

自分がステップアップするために

友人との関係を絶たないといけない。

 

今まで作ってきた、自分自身の大切な価値観を

ひっくりかえさないとその先へはすすめない。

 

時に、裏切らないといけない相手は、自分自身にも及びます。

 

 

経営は綺麗事ではなく

金でもなく、最後は人間関係が、悩みの根本であると。

 

これは、経営だけでなく、人生も同じで、ある意味当たり前の結論なのかもしれません。

 

 

その苦しみや悩みを、少なくとも私は、共感できます。

 

 

私も、同じだから。

 

その悩みの根本を理解した上で

経営改善、なんとしてでも

売上を上げて利益を残し、お店を繁盛店に変える!

 

 

ゴールは、関わってくれたみんなに、恩を返すため。

 

 

今日も暑いですが、はりきって頑張っていきましょう!

 

 

 

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藤田 誠司 | コメント(0) | 2010年7月18日 05:31

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