- 2009.12.26
- モノが売れない時代
モノが売れない時代、過剰供給時代といわれます。
必要なモノは、コンビニ・スーパーで
好きなときに手に入ります。
安く、早く、手軽に手に入ります。
モノがあふれているから
モノを買わない時代に入ったと。
そのように言われます。
しかし、それは本当でしょうか?
面白いデータがあります。
日本銀行の統計によれば
日本は、未だに貯金大国です。
「不況」と言われつつも
個人資産は伸び続け
今では、1500兆円を超える莫大な額に上ります。
それも、その大部分は金利の低い預貯金です。
使えるお金は十分にあるのに、あえてお金を使おうとしない。
こういう方が、本当に多くいらっしゃいます。
「モノが多いから売れない...」
こう言われますが
それは本当に正しいのでしょうか?
本当は、
「金はあるけど欲しいものがない、魅力的な商品がない」
消費者は
このように思っているのではないでしょうか。
個人資産が滞留し、日本の景気が回復しないこと。
ある意味で、それは魅力的な商品を作れない
企業の側に責任があり
また、私たちマーケッターにも
大きな責任が
あるのではないでしょうか。
1500兆円の資産を見て分かるように
マーケットはまだまだ膨大にあるのです。
マーケッターの仕事。
それは、どこまでお金を使ってもらえるか?
これに尽きます。
お金を使わない人たちが
「こういうのが欲しかった!!」といって
飛びついてくれることが理想です。
しかし、先ほども申し上げた通り
これまでの商品を大量に安く販売する
既存の商品をより効率的に使ってもらう
という切り口ではなかなか買って頂けない。
そんな時代だからこそ
これまで以上に
秀逸なアイディアや面白いコンセプトが
大切になってきます。
私達コンサルタント自身もまだまだ勉強です。
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